児玉美術館で、時代の流れを想う
2007/04/05 21:57 写真集
今日は、10kmほど南にある、児玉美術館まで行ってきました。
自転車を停めて中に入ろうとすると、後から車がやってきて、仲良しおばちゃん三人組が降りてきました。 お、花見に来たのかな、と思う間もなく、けたたましい笑い声が野山に響き渡りました。 元気いっぱいのおばちゃん達には先に行ってもらって、ゆっくりと遊歩道を散策します。 大きな葉っぱの下にある変わった花を撮っていると、別のおばちゃん二人組とご挨拶。 「あら、こんな所に花があったなんて。さすが写真を撮る人は見る目が違うわね〜」
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おばちゃんの言葉に気を良くしながら、今度は桜を楽しみます。 そのまま展望台まで行こうと思ったんですが、例の賑やかなおばちゃん達の笑い声が聞こえてきたので、流れる小川を眺めつつ、先に美術館に入ることにしました。 昔は小さかった建物も、今では後に立派な新館が建って、展示品の数もかなり増えているようです。 それに伴い、入場料も増えていましたが、まあ仕方ありませんね。
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ここは主に、海老原喜之助、大嵩禮造、山下三千夫の絵画が展示されています。 生まれが順に、1904年、1934年、1948年となっていて、ちょうど20世紀の流れを見れるようになっていました。 そして、作品を観ていくと、その変化が実に良くわかって面白かったです。 海老原喜之助は、若い頃は普通の絵を描いていたのに、途中から象徴としての馬が登場するようになって、晩年はかなり抽象化が進んでいました。
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大嵩禮造の場合は、なるべく無駄な描写を省いた具象画を描いていたのが、やがて具体的な形や陰影を持った抽象画を描くようになっていきます。 その変化は、もはや外の世界には細部を描写するに値するものが見当たらなくなって、自分の心の中に新たな世界を見出したかのようでした。 山下三千夫の場合はもっと極端で、最初から独特な世界を、絵画の中に作り上げていました。 まるで夢の世界に入り込んだような感覚が、とても強烈でした。
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美術館を出ると、山の冷気が降りて、肌寒くなっていました。 湿った空気は、どことなく物悲しい雰囲気です。 もし、自然との調和の取れた懐かしい風景が、戦争で焼かれ、都市開発でビルが建ち、無機質で冷たい風景になってしまったとしたら、絵に描きたくなくなるのも無理はないのかもしれません。 でも私は、老朽化の進んだビルと真新しいビルの間に立ち、街と野山を自由に行き来しながら、そのどれをも懐かしむことができます。
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もしかしたら、私は実に恵まれているのかもしれません。
















コメント
わぁ〜!!素敵!!
児玉美術館、1度も行った事がありません。
どうやら、私は鹿児島のことを知らないようです。こんな素敵な場所が
あったなんて。いかに行動範囲が狭いか…。
土の匂い、木々の匂い、何とも言えない空気なんだろうなぁ。
緑の中で咲いている桜がとても優しく、木々の陰に時間を感じます。
美術館内も堪能出来るようですね!私は美術部だったのですが、
美術に関して無知。(これじゃ、美術部とは言えませんね(笑))
私はK-Hyodoより恵まれているかもです♪
写真で味わった感動を、実際自分の目で足で感じる事が出来るなんて!
2倍以上の感動です。
時間がなくて辿り着けなかった梅ヶ渕に児玉美術館。
行きたい場所リストに早速追加です。今からワクワクしてきました!
2007/04/06 00:03 URL みみ 編集
児玉美術館は、とってもいい所なんですが、とっても交通の便が悪いんですよ。
だから、根性で自転車で行くか、車で行くしかありません。
大学生の頃、サイクリングで探検中に、偶然見つけたんですよ!
いやいや、地元の人でも、知ってる人は少ないんじゃないかな?
こういう場所は、あまりTJカゴシマにも載ってないでしょうからね。(笑)
どんかごでも放送しなさそうだし…。
でも、それだけに、とっても静かな世界を楽しむことができるんですよ!
おお、みみさんは美術部だったんですね。
学生寮の後輩に美術部員がいて、コンパの翌日に、二日酔いでフラフラになりながら、自転車で児玉美術館まで行ったことがあります。
う〜ん、懐かしいなぁ。
あはは。確かに恵まれてるかも?
でも、私のお気に入りの場所は、体力のいる所が多いですよ。(笑)
行きたい場所リストをどんどん増やして、地元鹿児島をたっぷりと楽しんでくださいね!
2007/04/06 00:27 URL K-Hyodo 編集
ごめんなさい。
K-Hyodoさん、ごめんなさい。呼び捨てで書き込みしてました。
失礼しました(>_<)
お気に入りの場所めぐりで、そのうち体力に自信がつきそうです!
2007/04/06 12:49 URL みみ 編集
いえいえ、お気になさらずに。
入力切り替えの後は、敬称を忘れがちですからね〜。
そうそう、あちこち見て回って体力ついたら、自転車の立ちこぎもきっとできるようになるはず!(笑)
2007/04/06 13:01 URL K-Hyodo 編集
うふふ(*^m^)
↑何だか、楽しそうだな〜♪
自転車こぎ、坂道がキツイですよね。。
まだ、若いつもりなんだけど、堪えます(;^_^A アセアセ・・・
みみさん、一人で行くと危ないかも??
お友達か誰かと一緒にお出かけしてくださいね。
って、まだ若いんだけど、おばさんは、ちょっと心配しちゃいました(^^)ニコ
2007/04/06 13:27 URL miyu 編集
miyuさん、こんにちは!
やっぱり、地元鹿児島の人からコメントを頂くというのは、嬉しいものですね。
私のお気に入りの場所の紹介だったのが、その数が増えて、鹿児島の穴場情報みたいになっちゃってます。(笑)
鹿児島に移り住んで14年、私にとって、鹿児島はどこよりも懐かしい故郷になりました。
一人で行っても危ない場所じゃありませんが、場所がわかりにくいかも?
私は前に坂ノ上駅から歩いて行ったことがありますが、その次の五位野駅からの方が近そうですね。
一応、地図のリンク張っておきますね。
http://maps.google.com/maps?rls=ja-jp&q=%E5%85%90%E7%8E%89%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&ie=UTF-8&oe=UTF-8&um=1&sa=N&tab=wl
miyuさんも、山や海、そして桜と、お気に入りの場所めぐり、ばっちり楽しんでますね♪
まだまだ若いじゃなくて、普通に若いですよ〜。(^^)b
でも、危ない所は一人で無理しちゃ駄目ですからね!
2007/04/06 14:05 URL K-Hyodo 編集
miyuさん
ご心配ありがとうございます(^^ゞ
若くはないのですが。あははっ。鹿児島の穴場(笑)を満喫しますね!
K-Hyodoさん
リンクありがとうございますm(__)mふむふむ。五位野は動物園の近くですね!
子供の頃、自転車の練習しておけば良かったなぁ。(父からの自転車禁止だったのです(T_T))
そのうち、K-Hyodoさんより風を感じられるようになったりして(笑)
2007/04/06 18:44 URL みみ 編集
みみさん、こんばんは!
そうです。そうです。
五位野駅から、平川動物園と反対側に歩いていきます。
車だと、225号線で影原の交差点から入るといいみたいですよ。
私も、若い頃は自転車をかっ飛ばして風を感じていましたが、今ではママチャリをゆるゆるとこぎつつ、その場所ごとの雰囲気を楽しむようになりました。
運動しても、体重が減らなくなった、今日この頃。
お腹のお肉が、憎らしい。にくにく。
2007/04/06 18:57 URL K-Hyodo 編集
ゆるりとこぐなんて、まさに憧れです!
場所ごとの雰囲気に溶け込めてる感じ♪いいなぁ。
うーん、私にとってはまだまだ先のことです。
自転車のおしりの写真を見て、まさに共感でした。
私もまぁるいおしりの自転車、買っちゃおうかなぁ(笑)
あはは。にくにく感 分かります〜。
妙に にくにく の響きがかわいかったりして!
2007/04/06 19:10 URL みみ 編集
雰囲気に溶け込めているといいんですけどね〜。
そういえば、以前、南鹿児島駅の前で、なぜか定食を持ったおじさんが走ってて、それが妙にそこの雰囲気に馴染んでたんですよ。
それが凄く可笑しくて、ずっと一人でニヤニヤ笑ってました。(笑)
苦手なものを克服するには、好きな所から入るのもひとつの手ですよね。
可愛いお尻の自転車を買えば、自転車に乗るのが楽しくなるはず!
自転車に乗って穴場めぐりをすれば、みみさんのお尻もにくにくしくなるかも?
2007/04/06 19:26 URL K-Hyodo 編集
リンク報告
カミタクと申します。
拙運営の鹿児島の観光・温泉紹介HP「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
内のサブ・コンテンツ「陽山美術館訪問記」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/KAGKAN91.HTM
から貴記事にリンクを張りましたので、その旨報告いたします。
児玉美術館のコンテンツからのリンクでなくて恐縮ですが・・・
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
2008/09/23 23:45 URL カミタク(リンク先は「陽山美術館訪問記」) 編集
カミタクさん、初めまして。
わざわざリンク報告をしてくださってどうもありがとうございます。
よろしければ、児玉美術館もぜひ訪れてみてくださいね。
2008/09/26 11:09 URL K-Hyodo 編集