Macで音声ミキサー
2010/05/14 04:13 パソコン話
最近、Ustreamでストリーミングするのが流行ってますね。
せっかくストリーミングでライブ放送するのなら、音楽や効果音を乗せた方が、ずっと楽しい番組になります。 でも、スピーカーで鳴らしながらマイクで音を拾うようにすると、音質が悪くなるし、ハウリングを起こしたりしてしまいます。 Macでは、そのままではどうしようもないわけですが、いくつかのフリーソフトを使うことで、この問題を解決することができます。
必要なソフトは、次の2つです。
- Soundflower (ルーターとして使用)
- LadioCast (ミキサーとして使用)
Soundflowerは、iTunesなどのソフトと、スピーカーやヘッドホンなどの出力の間に入って、音声の流れを変える働きをします。 LadioCastは、複数の音声の流れを組み合わせて、音声をミックスする働きをします。 この2つのソフトを使うことで、iTunesの音楽と、マイクの音声を、うまく組み合わせながら、ヘッドホンやストリーミングなどに分配させることができるわけです。
Soundflowerをダウンロード、インストールすると、アプリケーションフォルダにSoundflowerフォルダが作られます。 その中のSoundflowerbedを開くと、メニューバーにSoundflowerメニューが追加されます。 Soundflowerでは、音声をSoundflower (2ch) とSoundflower (16ch) の2つの流れに分けることができます。 ここでは、両方ともNone (OFF) のままにしておきます。
次に、Macのシステム環境設定のサウンドを開き、出力タブでSoundflower (2ch) を選択します。 すると、Macの音声が消えますが、これで音声をSoundflower (2ch) に中継するようになったわけです。 でも今は、Soundflower (2ch) の出力先がNone (OFF) になっているために、音が出ないわけですね。 そこで、次はLadioCastの出番となります。
LadioCastをダウンロードしたら、ディスクイメージ内のファイルを、アプリケーションフォルダにコピーしてください。 それから、コピーした方のLadioCastを開きます。 すると、LadioCastとIcecast2というウインドウが開きますが、Icecast2の方は関係ないので、閉じておいてください。
LadioCastウインドウは、左側が入力、右側が出力の設定になっています。 入力1には、さっき中継先として選んだSoundflower (2ch) を選びます。 入力2には、使用するマイクの種類(内蔵マイク、外部入力、ヘッドセットなど)を選びます。 出力1には、ストリーミング用にSoundflower (16ch) を選びます。 出力2には、モニター用に内蔵出力を選びます。 入力3、出力3は、今は必要ないのでN/Aのままにしておきます。
入力の下には、「メイン」「Aux 1」「Aux 2」というボタンがあり、入力ごとに独立して出力先を選ぶことができます。 ストリーミングに流したい時は「メイン」をONに、流したくない時にはOFFにします。 同様に、モニターで確認したい時は「Aux 1」をONに、したくない時にはOFFにします。 最後に、レベルメーターを見ながら、入力レベルをスライダーで調整します。 メーターが赤くなると音が割れてしまうので、ギリギリ緑になるように、うまく調節しましょう。
最後に、Ustreamのライブ放送ウインドウで、オーディオソースをSoundflower (16ch) にすれば、めでたくiTunesの音楽とマイクの音声を、同時に配信できるようになります。 もちろん、配信の開始ボタンを押すのを忘れずに! 音声をモニターする時は、スピーカーとマイクが近いと、ハウリングを起こすことがあるので、ヘッドフォンを使うようにしましょう。 配信が終わったら、システム環境設定の出力先を、標準出力に戻しておいてくださいね。
それでは、ノリノリのストリーミング放送をお楽しみください。
コメント
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2010/05/16 23:21 編集
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2010/05/17 01:56 編集
これって本当にややこしいですよね~。
詳細はメールしますね。
2010/05/17 02:10 URL K-Hyodo 編集