臭い、汚い、気持ち悪い
2008/04/30 13:36 随想録
これでもかと言わんばかりの平川動物公園の動物写真、どうでしたか?
いろんな動物の表情を撮りたい。 ということで、なるべく多くの動物の、顔を中心にして撮ってみたわけですが、とても良い経験になったと思います。 80種類近い動物を、800枚も撮っていると、いろんなことがわかってきます。 一番実感したのは、どれも同じ動物の仲間だということです。 姿形は違えども、みんな目鼻口が同じようについていて、起源はどれも同じなんだなぁ。
ただ、最も興味深かったのは、檻の中にいる動物よりも、それを眺めている人間達でした。 入園直後は、みんな楽しそうだなぁ、綺麗な女の人が多いなぁ、などと呑気なことを思っていましたが、彼らの会話が耳に入ってくるにつれて、次第に気分が沈んでいきました。 決定的だったのは、ブタオザルの檻の前で聞いた一言です。 「やだ、気持ち悪い!」
信じられないことですが、動物園のあちこちで、「臭い」「汚い」「気持ち悪い」という言葉を聞きました。 それも、最初に口に出すのは決まって親の方で、それを聞いた子供達が、嬉しそうに真似をして騒ぎ立てていました。 なかなか羽を広げない孔雀の前では、お爺さんが「今すぐ羽を広げなさい!」と偉そうに命令していました。 もちろん、孫も喜んで命令口調を真似していました。
もちろん、動物園の動物達は、絵本の森の動物達とは違います。 当然、臭いもあれば、糞もするし、醜い部分だってあります。 しかも、狭い檻の中に閉じ込められていては、ますます不潔になるのは仕方のないことです。 そうした状況に対する素直な感想としては、実にもっともな言葉ではあります。 命令口調のお爺さんも、「立場が下の奴に弱みを見せるな」という帝王学を、孫に教えたかったのかもしれません。
人間も、十人十色。 いろんな人がいて当然だし、中には理解できない人がいても仕方のないことです。 ただ、いくら人間を気取ってみたところで、言うほど高等動物でもないなぁ、と痛感しましたよ。 確かに、みんな清潔で綺麗だし、優れた技術によって作られた道具を使いこなしています。 でも、その心は、ずいぶん退化しているような気がします。 ワガママで子供っぽい人間達に、どこか達観したような動物達。 動物達の方が、よっぽど大人ですね。
動物として恥ずかしくないような、人間になりたいものです。























































































































