慈眼寺公園は、私のお気に入りの場所なんですが、とても撮影の難しい場所でもあります。
慈眼寺公園には、たくさんの木々が生えていて、ほとんどの地面は木陰になっています。
そして、わずかな木漏れ日と、豊かに流れる水の流れが、とても美しいのです。
ところが、こうした木陰では、ホワイトバランスがうまく合わずに、なかなか思い通りに撮れないんですよね。
A1には日陰の設定があったんですが、R1にはありません。
R1では、晴天→曇天→フラッシュの順番で色温度が高くなるようなので、このフラッシュを日陰代わりに使ってきたんですが、ちょっと赤みが強過ぎるんです。
かといって、曇天もどうも違うようだし、やっぱりカスタムホワイトバランス(CWB)を取るしかないかなぁ。
でも、このCWBの取り方が、またうまくいかないんです。
本物のグレーカードは値段が高いし、写真用の印刷用紙やコピー用紙、厚紙やレジ袋なども試してきましたが、どうも使い勝手が悪いんですよね。
そんなことを考えながら、コンビニの店内を見て回っていると、ちょうど良いものが見つかりました。
それは、子供用のマスクです。
これなら、値段も80円と安いし、透過光を計測できるし、伸縮自在で必要ない時は指に引っ掛けておくこともできます。
おお、これは良いものを見つけたぞ!
早速、慈眼寺公園で、AWB、晴天、曇天、フラッシュ、CWBで撮り比べてみました。

AWB 晴天

曇天 フラッシュ

CWB
入口の橋のたもとでは、マスクのCWB効果は抜群で、岩や地面が漂白されたように真っ白けになっています。
ただ、見た目の雰囲気とはずいぶん違います。
雰囲気が近いのはAWBと晴天で、曇天とフラッシュはちょっと赤みが強過ぎます。
ちなみに、今日は雲ひとつない青空。
ということは、木陰でも晴天がそのまま有効ということなのでしょうか。

AWB 晴天
曇天 フラッシュ

CWB
湧き水の流れを追いかけるように、植物の葉が覆っています。
AWBは若干青みがかっていますが、晴天が良い感じです。
曇天とフラッシュは、やっぱり赤みが強いですね。
肝心のCWBはというと、これだけ全くの別物になっちゃいました。
そういえば、A1のAWBだとこんな感じの紫っぽい色になってたっけ。
そう考えると、R1のAWBはなかなか優秀なようです。

AWB 晴天
曇天 フラッシュ

CWB
ところが、薄暗い池では、R1のAWBも紫っぽい色になってしまっています。
やはり、木陰はAWBにとっては鬼門のようです。
ここでは、晴天と曇天が良い感じで、フラッシュはやっぱり色が濃過ぎるような気がします。
意外なことに、ここではマスクのCWBが健闘していて、一番良い色になっていました。
う〜ん、この違いは一体なんなんだろう?

AWB 晴天
曇天 フラッシュ

CWB
少し開けた神社前でも、CWBが良い結果を出していました。
AWBは青っぽく、晴天はわずかに緑っぽく、曇天、フラッシュになるにつれて、緑被りが強くなっていきます。
ただ、フラッシュの緑色は嫌いじゃないなぁ。
CWBでは、緑被りもなく、地面もちゃんと茶色になっています。
それにしても、CWBでこんなにバッチリ撮れているのに、どうしてバラツキが出るんだろう?
思い当たるのは、マスクの使い方です。
今回は、レンズの前にマスクを被せて、そのまま被写体にレンズを向けてCWBを測定していました。
つまり、マスクの透過光を測定したことになり、被写体を光源として見なしていたことになります。
正しくは、被写体を照らしている光の方を向いて、CWBを測定しないといけなかったんです。
神社の写真は、たまたま背景に光源となる空と葉が入っていたので、正確に測定できたというわけですね。
池の写真も、水面に反射した光を測定したので、うまくいったのでしょう。
意外だったのは、晴天とCWBの違いがほとんどなかったことです。
一般的な色温度としては、晴天5,500K、曇天6,000K、フラッシュ6,500K、日陰7,000Kなので、木陰は晴天よりも高い温度になると思っていたのですが、CC指数が違うだけなのかも?
今日は撮り比べだけで精一杯だったので、本格的な撮影はまた今度。