間違いだらけのモニタ選び

今回、モニタ選びには、本当に苦労しました。

液晶パネルには、大きく分けてTN、VA、IPSの3種類があり、それぞれ特性が異なっています。 TNは、安価で応答速度も速いものの、視野角が狭く、発色もあまり良くありません。 VAは、コントラストが高く、発色や視野角もまずまずですが、黒浮きという不自然に黒が浮き上がる問題があります。 IPSは、視野角が広くて発色も良いのですが、コントラストが低めで応答速度は遅めです。 一般的には、TN → VA → IPSの順に性能が上がり、値段も高くなります。

これまで使っていたiMacの液晶パネルは、LG製のIPSパネルでした。 iMacの前は、iiyama HM903DAというダイヤモンドトロン管のモニタを使っていたんですが、液晶モニタもここまで進化したのかと感動したものです。 若干のザラツキは気になったものの、明るさや発色の良さ、視野角の広さなど、使い古しのブラウン管モニタを超えるほどの高性能ぶりでした。

そういうわけで、せっかく買い替えるのに、モニタの質は落としたくはありません。 ところが、最近の液晶モニタはほとんどがTNで、さらにメーカーがパネルの種類を公開していないことも多くて、すっかり困ってしまいました。 一応、視野角を見れば、160度以下であればTN、178度以上あればVAかIPSと見分けはつくわけですが、VAとIPSを見分けることはできません。 VAの表示を実際に見たことはないけど、TNよりはIPSに近いわけだから、VAでもいいかなぁ。

こうして最初に目を付けたのが、Lenovo ThinkVision L220xです。 22インチのVAパネルで、1920 x 1200の高解像度です。 しかも、値段が5万円前後と超お買い得! でも、デザインがダサイ!ダサ過ぎる! 毎日これを見ながら作業するのかと思うとぞっとします。 この無骨さが、IBMの流れを汲むThinkシリーズの良さなわけですが、やっぱりMacには合わないよなぁ。 結局、L220xは諦めることにしたんですが、1920 x 1200というひとつ上の解像度に目を向けさせてくれました。

そうして見つけたのが、I-O DATA LCD-MF241Xでした。 値段は約10万円と高かったんですが、24インチのVAパネルで、もちろん解像度は1920 x 1200。 HDMI端子などの豊富な入力端子も嬉しいんですが、NTSC比92%、AdobeRGB比98%という広色域液晶パネルに惚れ込んでしまいました。 一般的なモニタは、sRGBという色空間を使っていて、普通のテレビのNTSCという色空間よりも表示できる色の数が少なくて、NTSC比72%しかありません。 デジカメもsRGBが主流なんですが、R1ではAdobeRGBにも対応しているので、これでより色鮮やかな写真を楽しむことができるぞ!

で、喜んでネット通販で購入。ドット抜け保証に3年間延長保証も付けて11万円でした。 ところが、届いてみてガックリ。 確かに驚くほどの鮮やかさなんですが、sRGBの画像までAdobeRGBの色空間で表示するもんだから、どれもくどい色で表示されてしまいます。 もちろん、画像にsRGBのカラープロファイルが埋め込まれていれば正しく表示するわけですが、ほとんどの画像はカラープロファイルなんて埋め込まれてないし、カラーマッチングに対応したソフト自体が少ないのが現状です。 それなのに、モニタ側にsRGBモードがついてないんですよ。

DVDはNTSCなので、これまでのsRGBモニタでは味わえなかった鮮やかな映像を楽しむことができるんですが、VA特有の黒浮きがどうも気になるんですよ。 黒が引き締まっていると言えば聞こえが良いですが、なんだか舞台裏で演技してるみたいで、役者の顔色も悪そうです。 視野角もそれなりに広いんですが、画面も広いので、角度調節は結構シビアです。 文書作成では、明るさを下げると背景の白が緑っぽくなるのも気になります。 それに、明るさの調節は頻繁に行うものなのに、5回もボタンを押さないと調節画面にたどり着けず、しかも本体のタッチスイッチはすこぶる反応が鈍くてもう最悪。 しかも、中央に緑色の常時点灯ドットがひとつ。 結局、ドット抜け保証を適用して交換。 そのままオークション行きが決定しました。

ただ、このLCD-MF241X、新たに購入したSpyder2expressで補正すると、緑かぶりがなくなって驚くほど綺麗になりました。 黒浮きは相変わらずですが、写真を見る分には、むしろ黒が引き締まって良い感じです。 iMacのモニタにあったザラツキやギラツキもなく、写真をじっくりとレタッチしたい人には向いているかもしれません。 ただ、同じような値段で、MITSUBISHI RDT261WHの新古品が、オークションで出品されているのを発見してしまったんです。 しかも、ドット抜けなし!広色域IPSパネル!sRGBモード付き!25.5インチ! 悩みに悩んで、結局落札してしまいました。

このRDT261WHの詳細は、次の記事に書きますね。

パソコンを新調したよ

まとまったお金が手に入ったので、思い切ってパソコン環境を一新しました。

これまで使ってきたiMacは、性能的には満足していたんですが、液晶モニタを他のパソコンと共用できないのが不満だったんですよね。 でも、今のMacのラインナップでは、モニタ別の機種はMac miniとMac Proのふたつしかありません。 Mac miniは10万円、Mac Proは30万円なので、予算的にはMac miniしか選択肢はありません。 ところが、Mac miniはメモリやHDDの交換ができないようになっている上に、2.5インチのHDDを使っているために、容量が120GBしかありません。

幸い、Mac miniを分解するための専用工具が出回っているので、メモリの交換はなんとかなるとしても、問題はHDDです。 現在、データの総量は300GBにもなっています。 今のところ、2.5インチの最大容量は250GBですから、それでも足りないことになります。 一応、FireWire 400とUSB 2.0の端子はついているものの、速度的な不満もあるし、ドライブ数が増えるのもややこしいし、いちいち外付けHDDの電源を操作するのも面倒です。

そこで、内部のsATAを延長して、外付けのHDDケースに繋げて使うことにしました。 最初は、電源ケーブルも延長して使うつもりだったんですが、ケーブルの形状が合わずに断念。 でも、ケースの電源を入れっぱなしにしていても、Mac miniの電源を落としたりスリープした時に、HDDの回転も自動的に止まることがわかってひと安心。 メモリもiMacで使っていた2GBを入れて、iMacとほぼ同等の環境になりました。

残されたMac miniの弱点はGPUだけです。 iMacではRadeon X1600を搭載していましたが、Mac miniではオンボードのGMA950となっています。 でも、Macとして使う分には3D処理はほとんど行わないので、特に問題となることはないでしょう。 大好きな3Dゲームができなくなりますが、別にWindowsのデスクトップを買ったので、これからはこちらで遊ぶことにします。 Exposeを使う時に、ウインドウが多いとカクついたり、縮小表示が汚かったりしますが、まあ許容範囲ですね。

ちなみに、Windowsマシンのスペックは、AMD Phenom 9600 2.3GHz/2GB/500GB/Radeon 3870 512MB/Windows Vista Home Premiumです。 ハードウェアのスペックは上の中といったところでしょうか。 これからは自作ソフトのVistaでの動作検証も必要、ということで買ったわけですが、このVistaがどうにも使いにくくて不安定なんですよね。 なんだかMacOS X 10.0が出た時を思い出してしまいました。 すぐにインストールはしてみたものの、ひと通り試したら使わなくなっちゃった、みたいな。

細かい不満はたくさんありますが、このWindowsマシンのみ分割払いなので、払い終わるまではみっちり働いてもらわないと。 もうすぐVistaのサービスパックも出るようなので、今後に期待ですね。 Mac miniの方は、いきなり分解・改造を施したので、壊れるまで使うことになりそうです。 小さくて場所を取らないので、将来的にはファイルサーバとして使ってみたいですね。 その頃にはMac Proが買えるようになってるといいなぁ。

次は、いよいよ今回の買い物の目玉、モニタのお話ですよ。

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