山形屋の金生饅頭だよ

天文館に行くと、いつもこの金生饅頭を買うんです。

金生饅頭は、鹿児島の地元百貨店である山形屋の地下で売っていて、売り場の後では、次から次へと饅頭ができていく様子を見ることができます。 嬉しいのは、1個40円でバラ売りしてくれるところです。 今日は、贅沢に10個も買っちゃいました。消費税込みで420円也。 中身は白餡で、食感はふっくら。 小型の回転焼きみたいなものですが、山形屋の焼印がいい味出してます。 出来立てのアツアツでも、持ち帰って冷えたものでも、どちらも美味しいですよ。

皆さんも、おひとつどうですか?

豊かなイメージ

今日は、市立美術館と黎明館に行ってきました。

市立美術館では、第28回 鹿児島女子高等学校 書道部展、浮世絵と仏教美術のビデオギャラリー、通常展示と小企画展「祈りの美」と観てきました。 正直なところ、書の世界は良くわからないんですが、血気盛んな女の子が先生と熱く語っていたのが印象的でした。 ビデオギャラリーは眠気と格闘しながらの鑑賞でしたが、それぞれの大まかな歴史が30分で紹介されていて、なかなか良かったです。 「祈りの美」は、ちょっと期待していたんですが、仏像を美術館で観るのに違和感を感じてしまいました。

次に、黎明館で、日本画南遊会 第5回 夢宙展を観てきました。 平均年齢75歳という女性ばかりのグループだそうで、最高齢は90歳を超えているんだとか。 で、その絵というのが、どれも素晴らしいものばかりだったんですよ。 似た描写の絵が多かったので、もしかしたら同じ先生の流儀なのかもしれませんが、絵の中にはふわりとした豊かなイメージが広がっていました。 もしかしたら、それは人生を知り尽くした人達が想い描く、幸せのイメージなのかもしれませんね。

最近思うのは、生きていくには豊かなイメージが必要だということです。 どんなに貧しくても、生きるということのイメージがしっかりとできていれば、毎日を楽しく生きることができます。 どんなに仕事の処理能力が優れていても、そこに生きるイメージがなければ、仕事をやり続けることはできないでしょう。 どんなに条件の良い相手を見つけても、そこに愛のイメージがなければ、恋愛が発展していくことはないでしょう。

豊かなイメージというのは、一体どこから湧いてくるんでしょうね。

暗闇の中の姫路城

年末の帰省の旅の最終日は、姫路で一泊しました。

一泊といっても、ホテルの予約はしていなかったので、終電から始発までの間、町をブラブラと歩きながら時間を潰すことになります。 姫路には、前にも一時間ほど途中下車したことがあるはずなんですが、駅前の雰囲気がまるで記憶と違います。 あれぇ、おかしいなぁ。もしかして、裏口から出ちゃったかな? どうせ時間はたっぷりあるので、真っ直ぐに伸びる道をひたすら歩き続けます。 30分ほど歩くと寂れてきたので、来た道を引き返します。 途中見つけた店は、マクドナルドだけ。 一人で時間を潰すには、あまり向いていないかも?

駅に戻り、反対側に回ると、そこは見覚えのある駅前でした。 ビルが建ち並び、あちこちにコンビニの灯りが見えて、酔っぱらいの叫び声も聞こえましたが、ゆっくりできるファミレスがなかなか見つかりません。 鹿児島中央駅には、表にも裏にもジョイフルがあるのになぁ。 そんなことを考えながら、姫路城に向かって真っ直ぐ歩きます。 すると、城の手前の交差点の左奥に、やっとジョイフルの看板を見つけました。 ところが、営業時間が午前3時まで。えっ、24時間営業じゃないの? とりあえず、中に入ってサンドイッチとドリンクバーを注文します。

甘いココアをすすっていると、後の席の話し声が聞こえてきました。 自分がいかに女にモテるか、自分がいかに物わかりがいいか、自分がいかに大金を持っているか。 二人の男が、互いに自分を自慢し合っています。 その後では、小さな子を連れた母親達が、甲高い笑い声を上げています。 隣の席では、キャバクラ帰りのサラリーマン達が、ニヤニヤしながら反省会をしています。 二つ先の席では、若い女性が二人、静かに語り合っています。 私は飲み物をコーヒーに切り替えて、本に目を落とします。

3時5分前に店を出ると、霧雨の中、姫路城に向かいました。 公園の広場では、男が一人、バットの素振りをしていました。 広場の向こうには、灯りの消えた姫路城が、重く立ちこめた雨雲からぼんやりと浮かび上がっていました。 ああ、なるほど。 姫路城が日本一の名城と言われる理由が、なんとなくわかったような気がしました。 道を越え、堀に架かった橋を渡ると、門が空いていたので、そのまま中に入ります。 便所でわめく浮浪者を横目で見ながら、姫路城へと近づいていきます。 主のいない城は、一体何を見下ろしているんだろうか。 主のいない城に、一体何を求めているんだろうか。

携帯のバッテリーが切れそうだったので、コンビニに寄ってから、駅へと引き返しました。

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