光と闇の狭間で
2007/02/14 22:09 写真物語
彼は、少しずつ変わり始めていた
彼自身、その変化をはっきりと感じていた
延々と続いた暗い闇が、ようやく終わろうとしている
後一歩を踏み出せば、明るい外の世界に出られる
彼の背負った大きな闇が、その最後の一歩を鈍らせる
その光がどこまで続くのか、その先には何があるのか
暗闇に慣れた目は、明るい光を拒むように細まる
眩い光の中で、たくさんの視線が彼に向かう
彼は射すくめられて、その場で足を止める
自己の存在が揺らぎ、淡い影が心に落ちる
しかし彼は、自分の変化に気づいていた
希望の芽が吹き、もう後には戻れなことを
そこから何が生まれるのか、彼にはわからない
それでも、何かを生み出す使命を感じている
眩い光が、進むべき道へと導いてくれることを








