街を撮るなら地下がいい

横浜の実家に帰る途中で、大阪に少しだけ寄ってきました。

いつもバスで名古屋に行く時は、一度大阪を経由するわけなんですが、1時間半ほど待ち時間があります。 そこで、朝飯を食べたり、大阪駅をあちこちと探検したりして時間をつぶすわけですが、たまたまJRバス乗場から地下鉄乗場の方に降りていった時に、このOSAKA GARDEN CITYというのを見つけました。

大阪というと、どちらかというと野暮ったいイメージがあったのですが、この地下道は実に洒落ていました。 朝早いので人通りは少なく、水の流れるかすかな音が、通路を満たしています。 そこから発生するマイナスイオンに包まれながら、見事な生け花と優雅な曲線を眺めていると、まるで美術館にいるかのような気分になります。

通路を奥へと進むと、さらに不思議な光景が待っていました。 広い通路の真ん中に、小島のようにたくさんの植物が生けられています。 驚くのは、ただ植物を用意しました、というものではなくて、実に美しく生けられていることです。 正直なところ、こういう演出というのはあまり好きではないのですが、これならいいかも、と思わせるだけの美しさがあります。

ここは照明が実にうまくて、なんとも透明感のある空間を演出しています。 薄い黄緑の世界は、心の中が洗われていくようです。 アクセントの赤い葉も効いていて、ずっと眺めていても飽きることがありません。 大阪の人も実に味なことをするものだなぁ、とすっかり嬉しくなってしまいました。

さらに奥にいくと、魚の骨みたいなオブジェがありました。 この辺りはα波ミュージックのような不思議な音楽が流れていて、ますます不思議空間度が高まっていきます。 この魚の骨はLANDSCAPEという作品らしいのですが、モダンな高層ビルが大きなうねりの中で変化しているような印象を受けました。

ネットで調べてみると、地下だけじゃなくて地上の方にも、いろいろと工夫がされているようなので、次はそちらのほうも見てみたいと思います。

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漢のチーズケーキ道場

クリスマス・バトンで答えた通り、リットママさんのチーズケーキ作りに挑戦してみました。

でも、うちにはケーキ用の機材がありません。 とりあえず、材料は一通り買ってきましたが、オーブンレンジもミキサーもありませんし、ボールとザルはミーちゃんの水入れと餌入れになってしまっています。 まさに四面楚歌、背水の陣ですが、頭の中から何者かのささやきが聞こえてきました。 「炊飯器だ、炊飯器を使え」

声に導かれながら、おもむろに内釜にクリームチーズを丸ごと入れます。 でも、買ってきたばかりなので、チーズはまだカチカチです。 「敵はまだ冷えて固まっています。どうしましょうか、隊長」 私は声の主に尋ねます。 「少しだけ炊飯するのだ」

言われるままに3分間ほど炊飯すると、中のチーズはちょうど良い具合にとけていました。 クリームチーズの箱には、へらを使って良く練るようにと書いてありますが、そんなものはうちにはありません。 「心配するな。炊飯器にはあれがあるだろう」 そう、炊飯器にはしゃもじがつきものです。 おかげで、しっかりと練ることができました。

さて、お次は砂糖の番か。 あれ、リットママさんのレシピとチーズケーキの箱のレシピで、材料の分量が違っています。 「二通りの方法があるということは、どちらでも良いということだ」 なるほど、隊長の言う通りです。 私は、砂糖65g、卵3個で作ることにしました。

次々と材料を投入して、そろそろ本格的にかき混ぜる時がやってきました。 ハンドミキサーどころか、手動の泡立て器すら持っていない私は、途方に暮れてしまいました。 「卵だって箸を使ってかき混ぜただろう。箸を使うんだ」 なるほど、でも卵とチーズケーキでは分量が違います。 「箸だって分量を増やせばいいだろうが」 なるほどなるほど。 4本の箸を使って猛然とかき混ぜていきます。 なるべく空気が入るように、切るように、浮かせるようにかき混ぜていきます。

生地がふんわりしてきたので、いよいよ火を入れる時です。 内釜を炊飯器にセットして、炊飯ボタンをポチッと押すだけ。 30分後、ドキドキしながらふたを開けます。 「…茶碗蒸し?」 でも、匂いは間違いなくチーズケーキです。 「もう一度だ。二度炊きにするのだ」 さらに30分後、今度はうっすらと焦げ色がつきました。

早速、炊きたて、いや、焼きたてのチーズケーキをいただきます。 「あ、甘い…」これは冷やせば何とかなるかもしれません。 口当たりはムースのようで、普通のチーズケーキとはちょっと違いますが、これはこれでなかなかいい感じです。 でも、柔らかすぎてちょっと食感が物足りないんですね。 「もう一度だ」というわけで、三度目の炊飯です。

ちょっと皮が厚くなったようですが、どうも炊飯器だとこれが限度のようです。 皿に移して記念撮影。それから冷蔵庫で冷やすこと2時間。 ふわふわのムース状だったのが、冷えて固まってそれなりに歯ごたえのあるものに変わっていました。 甘さはやっぱりちょっときついです。 これは、普段食べ慣れている黒砂糖じゃなくて、普通の上白糖を使ったのが原因かも。

よし、明日はもっと美味しいチーズケーキを作るぞ。どうもありがとう、隊長!そしてリットママさん!

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