あやうい心と秋の空
2005/09/20 10:18 随想録
秋というのは、不思議と感傷的な気分になるものですね。
さて、それはなぜでしょう。 答は簡単。もうすぐ寒く厳しい冬がくるからです。 日を重ねるごとに、世界は容赦なく変化していきます。 日は短くなり、気温は下がり、葉は色を変え、はらりはらりと落ちていきます。 身体もどんどん変化していきます。 秋だ、収穫の秋だ、食欲の秋だ。冬の寒さに備えなきゃ。 心だって、変化しないと・・・。
でも、心はあせるばっかりで、どうしたら良いのかわからずにオロオロしています。 心は変化を望んでいるのに、毎日が普段と変わらない、単調な生活。 いや、毎日の生活はめまぐるしく変わっていきます。 気を抜くと変化についていけないくらいです。 でも、残念ながら、それは季節の変化じゃないんですね。
そんな時は、本を読んでみるといいかもしれません。読書の秋ですね。 知識を蓄えることで、冬に備えようという気持ちを満たすことができます。 身体を動かして汗をかくのもいいでしょう。運動の秋です。 冬の食糧をかき集めようとする身体を満足させることができます。 そう、働き者のアリを演じるわけです。
でも、どうせ演じるなら、キリギリスを演じてみるのはどうでしょう? 毎日毎日、働きアリのごとく仕事に追われているわけですから、休みの日までアリを演じていては疲れてしまいます。 そんな時は、ふらりと散歩に出かけてみましょう。 近所をゆっくり歩きながら、季節の変化をじっくりと味わってみるのも、たまにはいいものです。
歩くのに疲れたら、腰を下ろして、ちょっと休憩。 ふと見上げると、柔らかな秋の空が広がっています。 ゆっくりと流れる雲を見ながら、心の内なる声を聞いてみましょう。 どんな声が聞こえますか。なになに、オナカヘッタ? そろそろ、お昼の時間です。 外食するのも、いいかもね。





