空の青と葉の緑

あなたなら、どちらを選びますか?

デジカメで写真を撮っていると、ちょっとしたもどかしさを感じることがあります。 天気は快晴、緑に囲まれ、とても爽やかな気分です。 よし、この感動を写真に・・・したかったんだけどなぁ、なんてことは経験ありませんか?

普通にカメラ任せで撮影すると、空は綺麗な青になるのに、緑が暗くなってしまって、全然爽やかじゃなくなってしまうことがあります。 それなら、と緑が爽やかになるように露出補正を+1.0にしてみると、緑は生き生きとしてきましたが、今度は空が白っぽくなってしまったり・・・。

写真というのは、肉眼よりも明るさの幅が狭いので、どうしてもこういうことが起きてしまいます。 解決策としては、青空と緑のどちらかを諦めるか、両方ともそれなりに見えるように妥協するしかありません。 二者択一か、それとも妥協するか、どちらを選ぶかは、あなたが何を撮りたいのかで変わってきます。

とりあえず、どこを重視するか決まったとしましょう。さて、次はどう撮るかです。 同じものを撮るにしても、明るさによって色はずいぶん変わってきます。 同じ青空でも、暗めに撮れば深い群青色に、明るく撮れば爽やかな空色になります。 適正露出にすれば見た目に近い色になりますが、必ずしもそうなるとは限りません。

そこで重要になるのが、それがどの明るさで見えているのかを判断する能力です。 露出補正は、通常EVという単位で表しますが、適正露出を0EVとして、今見えている青空が何EVか、芝生の緑が何EVかがわかるようになれば、思い通りの写真が撮れるようになります。 では、どうすれば明るさを判断できるようになれるのでしょうか。

PhotoMasterには、被写体の明るさを学ぶための機能が用意されています。 写真をクリックすると、ヒストグラムにその場所の明るさが表示されます。 例えば、左の写真だと青空が+1.0EV、芝生が-0.3EVであることがわかります。 この写真は、芝生の生き生きとした様子を出すために明るめに撮っているので、青空が少し白っぽくなっています。

元画像 -0.3EV補正 -0.7EV補正

PhotoMasterには、露出補正のシミュレーション機能があり、もし露出補正をしていたらどうなっていたかを、写真を見ながら確認することができます。 真ん中の写真は、PhotoMasterで-0.3EV補正したものですが、青空と芝生の緑がバランス良くなっていることがわかります。 -0.7EV補正すると、空の青はさらに濃くなりましたが、芝生の緑も濃くなって、ずいぶん重い印象に変わっています。

さらに、露出補正後の明るさも調べることができます。 -0.7補正した時の青空を調べてみると、明るさが+0.3EVになっていました。 +1.0-0.7=+0.3EVで、ちゃんと計算も合っていますね。 芝生は-1.0EVになっていて、重い印象なのもうなずけます。 さらに調べてみると、花の色がちょうど適正露出になって、色乗りが良くなっていることがわかります。

次の撮影の時には、ヒストグラムの山を見ながら明るさを調節したり、スポット測光にして、狙った場所を狙い通りの明るさで撮ってみるといいでしょう。 明るさの微妙な違いがわかるようになると、写真撮影がぐっと楽しくなりますよ!

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