祝!iKeyboard 3 公開!

ついに、iKeyboard 3を公開しましたよ!

6月1日に公開するぞ!と意気込んでいたんですが、土壇場で不具合がいくつか見つかったり、Webページ全体を作り直したりしていたので、少し遅れてしまいました。 iKeyboard 3は、年明けと共に開発が始まりました。 正確には1月30日からなので、開発期間は、ほぼ丸々4ヶ月となります。 最初は2ヶ月で完成させるぞ!と意気込んでいたんですが、結局その倍の時間がかかってしまいましたが、その完成度には、これまでにないくらい満足しています。

実は、iKeyboardはこれ以上手を加えても、あまり効果がないんじゃないかと思っていたんですよ。 まだまだ改善の余地はあるけど、労力をかけた分だけ使ってくれる人が、果たしてどれだけいるんだろうか、というわけです。 でも、ぜひ使ってみたいというメールを頂いて、もう一度頑張ってみよう!という気持ちになったんです。 応援してくれる人が一人でもいれば元気百倍になるのが、ソフトウェア作家というものですからね。

Webページの方は、これまでHTML 3.2ベースだったものを、XHTML&CSSにグレードアップしています。 ブログのオリジナルテンプレートを作った時の経験が、大いに役に立ちましたよ。 スタイルシートを使うと、Webページのデザインを一括して変更できるので、とっても便利ですね。 シンプルなデザインが好みなので、スタイルシートは必要ないと思ってたんですが、この利便性はもう手放せませんね。

iKeyboard 3のWebページは、トップページに起動直後のスクリーンショットを大きく載せています。 どんなソフトか気になって見に来てくれた人が、最初に見たいもの。 それは、機能リストじゃなくて、スクリーンショットだと思います。 百聞は一見にしかず。 普通のキーボード練習ソフトとは、ちょっと雰囲気が違うな。 そう思ってもらえたら、きっと他のページも見てもらえるでしょう。 特徴紹介のページも、スクリーンショットと簡潔な説明文を組み合わせて、一目で特徴がわかるように工夫しています。

タイピングが苦手な人は、これを機に、iKeyboard 3で練習してみてくださいね!

2008年ローマ字の旅

iKeyboard 3のローマ字表が、やっと完成しました。

一週間前に紹介した時から、それぞれの表の連携を強化しました。 前回の状態でも、それなりに使える状態ではあったんですが、対話型のローマ字表としては、まだまだやれることがあるはず。 要素としては、かな表示にスペル表、メインのローマ字表と派生表記、子音の種類の切り替えボタンという5つがあるわけですが、これらを完全に連携させてやろうじゃないか、というわけです。

最初は、メインのローマ字表しか表示していないんですが、ここで「し」をクリックすると、かな表示に「し」、スペル表に「SI」「SHI」「CI」が表示されます。 さらに、派生表記のローマ字表には「さ行」の派生表記が全て表示され、自動的に「し」「SI」の部分が選択されます。

へぇ、「し」は「CI」でも入力できるのか。 というわけで、スペル表の「CI」をクリックすると、メインのローマ字表が「その他」「標準」に切り替わり、「た行」の派生表記が表示され、どちらも「し」「CI」の部分が選択されます。 なるほど、子音「C」は、「かしくせこ」という、か行とさ行を混ぜ合わせた変化をする上に、派生表記では「た行」になるのか。

派生表記を眺めていると、「どぁ」という見慣れないかなを発見しました。 「DW」という子音で、「どぁどぃどぅどぇどぉ」と変化するのか。知らなかったなぁ。 そこで、「どぁ」をクリックすると、メインのローマ字表が「濁音」「拗音 W」に切り替わりました。 そして、「DW」以外にも「GW」という子音があり、「ぐぁぐぃぐぅぐぇぐぉ」と変化することがわかりました。 そうか、子音に「W」がつくと、かなに「ぁぃぅぇぉ」がつくのか。

子音の切り替えボタンを見ると、拗音の子音には「W」以外に「H」もあるようです。 そこで、「拗音 H」のボタンを押すと、メインのローマ字表が切り替わり、「DH」行だけが表示されました。 かなの表示は、「どぁ」から「でゃ」に変わっています。 どうやら、「W」と「H」では、ベースとなる母音が変わるようです。 なるほど、確かに「DWA」は「どぁ」っぽいし、「DHA」は「でゃ」っぽいよな。


というわけで、一連の動作を順に見ていったわけですが、なかなか面白そうでしょ。 実はこのローマ字表、2003年3月31日に公開したiKeyboard 評価版5で、すでに実現していた機能なんですよ。 ただ、例題表示として使うには操作が複雑過ぎるという理由で、没になったんです。 スクリーンショットを見ても、ごちゃごちゃしていてわかりにくいでしょ。 でも、機能としては素晴らしいものだったので、いつか復活させたいと思っていたんですよね。

これでもう、思い残すことは何もないので、iKeyboard 3の開発はこれにて終了。 今度こそ、本当に公開準備に入ります。 ヘルプにローマ字表の部分を追加して、Webページを書き直したら、いよいよ公開です。 ベクターのライブラリ登録には二週間ほどがかかるので、一足先にWebページ上で公開するかも。 それにしても、ここまでやり尽くした感があるのは初めてです。 いつも、8割ほどの完成度でいっぱいいっぱいだったので、これはとても新鮮な体験ですね。

目標は、6月1日公開です。よし、頑張るぞ!

対話型のローマ字表だよ

iKeyboard 3に、ローマ字表がつきましたよ。

パソコンでの日本語入力は、ローマ字入力をしている人が多いかと思います。 でも、基本となる50音はわかっても、「゛」や「ゃゅょ」などが混じってくると、途端にお手上げになる人、いませんか? 慣れないうちは、キーボードのそばに印刷されたローマ字表を置いておくと便利ですが、そうなると、ついついローマ字表に頼ってしまいがちです。 ややこしいローマ字表を、うまく覚える方法があればいいのになぁ。

こうして生まれたのが、このローマ字表です。 一般的なローマ字表は、かなを基準にしてスペルを表示していますが、このローマ字表では、スペルを基準にしてかなを表示しています。 正確には、子音と母音の組み合わせでかなを表示しています。 ローマ字というのは、元々はかなの発音に近い英語のスペルを割り当てたものです。 英語の発音は、子音と母音の組み合わせで決まるので、より自然な覚え方ができるというわけです。

ローマ字は、子音の種類だけでなく、子音の組み合わせによっても、発音が変わってきます。 そこで、基本となる子音の種類と、組み合わせる子音の種類を選ぶことによって、ローマ字表の内容が変わるようになっています。 ローマ字表のかなをクリックすると、そのかなが左に表示され、そのかなに対応するスペルが、その下に一覧表示されます。 さらに、ローマ字表で選択した行に関連する全ての子音の組み合わせが、隣の表に表示されます。

このように、動的に変化する対話型のローマ字表を使うことによって、一見複雑なローマ字表に隠された、単純な法則に気づくことができます。 濁音「゛」や半濁音「゜」を入力するには、専用の子音を使うこと。 拗音「ゃぃゅぇょ」を入力するには、元の子音に「Y」を組み合わせること。 拗音「ぁぃぅぇぉ」を入力するには、元の子音に「W」を組み合わせること。 これらの拗音だけを入力するには、子音の前に「X」をつけること。 などなど。

この対話型のローマ字表を使って、ぜひローマ字の苦手な部分を克服してくださいね。

記憶の横糸と縦糸

iKeyboard 3の「場所」の練習方法を、大幅に変更しました。

この「場所」という練習では、キーボードのキー配置や文字配列を正確に記憶すること、いわゆるマッピングを行うことを目的としています。 最終的には、文字と指の組み合わせを覚えるわけですが、そのためには、文字と位置、位置と指の組み合わせを正しく覚えておく必要があります。 もちろん、ひたすら文字と指の組み合わせを練習しても覚えられますが、いきなり高いハードルを飛び越えられる人は少なく、諦めずに練習を続けられる人も少ないでしょう。

iKeyboardでは、文字と位置の組み合わせを覚えるために、マウスを使った練習方法を考案しました。 トランプの神経衰弱の要領で、文字とキーの組み合わせを、順番にクリックしていくのです。 最初は、順番に並んだ文字と、キーボードを表示させただけで、後は好きな順番で、自由に組み合わせをクリックしていくものでした。 この方法だと、良く覚えている組み合わせからクリックできる反面、最初に行う練習としては自由度が高過ぎて、何をしたら良いのかわかりにくいという問題がありました。

そこで、iKeyboard 2では、練習モードの時のみ、自動的に文字を選択するように変更しました。 文字の順番は、キーボードと同じになっているので、キーボードのキーを、左上から順番に確認していくことになります。 覚える順番を指示していくことによって、ハードルがぐっと低くなって、より覚えやすくなりました。 ただし、測定モードでは、従来通り、文字とキーの組み合わせを自由にクリックしていくものでした。

iKeyboard 3も、最初はiKeyboard 2と同じになっていたんですが、これでもまだ敷居が高いということで、さらに変更を加えました。 測定モードでも、自動的にキーを選択して、入力する順番を指示するようにしたのです。 文字の並びは、練習モードではキーボードと同じになっていますが、測定モードではアルファベット順になっています。 練習モードでは、文字に対応するキーをクリックしていきますが、測定モードでは、キーに対応する文字をクリックしていくわけですね。

さらに、横だけでなく、縦の順番で練習する項目も追加しました。 従来の「1234…」という横の並びだけでなく、「1QAZ…」という縦の並びも覚えるようにしたわけです。 一般的に、左から右、上から下の流れの方が、自然でわかりやすいんですが、指使いは上下の動きが基本になるので、縦の並びが重要になってきます。 そこで、指使いの練習に入る前に、縦の並びを予習しておこうというわけですね。 これで、場所から指使いにかけての繋がりが、かなりスムーズになりました。

次は、ローマ字の法則を覚えるための、ローマ字表作りに取りかかりますよ。

履歴表示が新しくなったよ

iKeyboard 3の履歴表示が、新しく生まれ変わりましたよ。

iKeyboardでは、繰り返しながら入力する練習モードと、1回の入力で実力を測定する測定モードという、2つの練習動作があるので、履歴の表示も、練習モードと測定モードで異なっています。 これまで、練習モードでは、選択した練習メニューの過去30日間の練習回数を棒グラフで表示して、測定モードでは、選択した練習メニューの過去30回の測定結果を折れ線グラフで表示していました。

練習履歴は過去の努力を知るものであり、測定履歴は努力の成果を知るものである。 というコンセプトは良かったんですが、どうも何かが足りなかったんですよね。 本当に知りたいのは、ただのグラフじゃないはずだ。 特に、練習履歴は、もっと違ったものをイメージしていたはずだぞ。 もう一度、頭をリセットして、欲しいものをイメージし直してみる必要がありそうだな。

というわけで、できあがったのが、この練習履歴です。 左には、過去1週間の日付と練習回数が表示され、日付を選択すると、中央にその日に練習したメニューが表示されます。 右には、過去1週間の全メニューの練習回数が表示されます。 イメージしたのは、運動部の練習メニューです。 履歴表示の本当の役割は、過去にどんな練習をしたのかを知り、今日どんな練習をするのかを決めることです。 努力の跡を見て自己満足に浸るのは、余録みたいなものですね。

測定履歴の方も、左に詳細な情報を表示するようにしました。 以前は、ただグラフだけが表示されていたので、何のグラフかわかりにくかったんですが、これでグラフの内容がぐっとわかりやすくなりました。 こちらの方は、練習履歴とは異なり、選択中の練習メニューの履歴だけが表示されます。 練習メニューが異なれば、測定結果を比較しても意味がないので、当然ですね。 細かい修正としては、グラフの頂点が、上辺にくっつかないように、余白を設けています。

これで、履歴表示は満足の行く出来になりました。次はローマ字入力の改良に入りますね。

テストプレイで熟成中

iKeyboard 3の最新情報ですよ。

ゴールデンウィーク明けには公開しようと思っていたんですが、テストプレイを繰り返すうちに、あちこちボロが出てきたので、もう少しだけ熟成させることにしました。 今年の2月に開発を始めて、3ヶ月弱でとりあえずの完成を見たわけですが、正直なところ、開発を急ぎ過ぎたようです。 確かに、一通りは動作するようにはなったんですが、あれこれ設定を変えてみると、見落としがゴロゴロと出てきました。 こりゃあ、動作確認をもっときっちりやらないと!

ただ、こういうのは単純なうっかりミスなので、見つけるのが面倒な代わりに、修正するのは簡単です。 でも、自分が良いと思うことでも、それが相手にとっても良いことだとは限らないのが、ソフト作りの難しいところです。 実は、個人的にパソコンを教えている人にiKeyboard 2を使ってもらったんですが、まだまだ調整が足りないことを痛感しました。

iKeyboard 3では、入力間違いをした時に「待ち」の動作が入るんですが、「場所」と「指使い」の練習時には、この待ちがない方が、スムーズに練習できるようです。 一方、繰り返しをする時にも待ちが入るんですが、繰り返しをしない時でも、区切りごとに待ちを入れた方が、一呼吸つけて安心して練習できるようです。 どうも、「速く打たなきゃ」という焦りが、入力ミスを誘発しているようですね。

早速、これらの部分を改良してみたんですが、なかなか良い感じです。 また、キー入力に使う記号の中には、読み方のわからないものも多かったので、読み方も表示するようにしました。 場所を覚えようにも、名前がわからないと、話になりませんからね。 ただ、「!エクスクラメーションマーク」のように、正式な読みが長ったらしくて難しい場合は、「びっくり」というように、わかりやすい俗称にしています。

また、これにヒントを得て、かな入力の時に、該当する英数文字を表示するようにしました。 かな入力を練習する人は、すでに英数入力もある程度習得していることでしょう。 それならば、「あ=3」「ち=A」という覚え方をすることもできるはずです。 せっかく英数入力を覚えているのなら、それを利用しない手はありません。 私は、かな入力がなかなか覚えられないんですが、これなら楽に覚えられそうです。

この調子で、次はローマ字入力と履歴表示を強化していきたいと考えています。よし、頑張るぞ〜!

履歴のグラフは2パターン

iKeyboard 3で、履歴の表示ができるようになりましたよ。

練習メニューの練習項目リストには、過去の練習回数と測定回数が表示されるようになっています。 これは、練習したり、測定したりする度に、数字がどんどん増えていきます。 一方、成績は直前の1回のみの表示となります。 このため、数字を増やすためには、より良い成績を残す必要があります。 また、入力方法リストや練習内容リストの成績は、下位項目の成績の総和となっています。

履歴の詳細は、フローティングウインドウでグラフ表示されます。 メインウインドウの練習メニューを変更すると、グラフの内容もそれに合わせて更新されます。 練習履歴では、過去30日間の練習回数を棒グラフで表示します。 練習をサボってしまうと、グラフに隙間ができてしまいます。 定期的に練習すれば、中身の詰まったグラフになります。 つまり、努力の跡が一目でわかるわけですね。

測定履歴では、過去30回の成績を折れ線グラフで表示します。 測定するタイミングは人それぞれなので、横軸は練習履歴の日数ではなく、回数になっています。 成績は、100点を基準にしているので、グラフにも基準線を入れています。 グラフが基準線よりも上で安定してきたら、十分な実力が身についたといえるでしょう。 つまり、上達の度合いが一目でわかるわけですね。

履歴の表示は、その気になればMT Log Reader並みに、徹底的に過去を見返すこともできるわけですが、過去の記録を読み返すのが目的のMT Log Readerと違って、iKeyboardは現在のタイピング能力が問題となるので、ある程度の過去の情報は、思い切って切り捨てています。 履歴のデータ自体は全て残すようにしていますが、データの利用は用途によって使い分けないと意味がありませんよね。

これで、iKeyboard 3もついに完成です。 最後の締めとして、アイコンをリニューアルしました。 これまで、iKeyboardのアイコンは「K」のキーをモチーフにしていたんですが、バージョン番号に合わせて「3」のキーに変更しました。 シフト入力では「#」となり、これは番号を表す記号でもあるので、まさにiKeyboard 3に相応しいアイコンですね。

これからは、仕様書と説明書作りを頑張るぞ!

測定結果は得点制

iKeyboard 3で、測定結果が表示されるようになりましたよ。

前に書いていたように、成績は得点制にすることにしました。 評価基準は一定で、入力速度と正解率で加点され、ヒント数と誤入力数で減点されます。 私の場合、文字を書く時の速さが約1.0文字/秒、発音する時の速さが約1.5文字/秒なので、キー入力の速さは2.0文字/秒を目標に設定しています。 つまり、入力速度が2.0文字/秒、正解率100%の時に、100点がもらえるわけです。

より速く入力できるようになれば、それだけ得点も上がりますが、焦って間違えてしまうと、正解率が下がってもらえる点数が減るだけでなく、誤入力数によっても減点されてしまいます。 逆に、入力に慎重になり過ぎても、一定時間ごとにヒントが表示される度に減点されてしまいます。 もし、あまりに減点が多いようであれば、繰り返し回数を増やして練習することをお勧めします。

入力を間違えると、リアルタイムに文字やキーの色が変化していくので、弱いところが一目でわかるようになっています。 練習後や、測定結果の表示中は、キーの上にマウスを持っていくことで、間違えた文字や、入力にかかった時間を表示できるので、弱点をより詳しく分析して、今後の対策をじっくり練ることもできます。 もちろん、頭よりも体で覚えたい人は、細かいことは気にせずに、繰り返し機能を活用して、どんどん練習しても構いませんよ。

iKeyboard 3では、測定結果だけでなく、練習の履歴も全て残すようにしています。 いつ、何を、どうやって練習したのかを、後から調べることができるわけです。 とりあえず、練習項目リストで、過去の練習回数と、測定回数、最後の測定結果を表示するようにしていますが、この履歴をどう利用すべきか、まだ悩んでいるところです。 さほど必要ない機能であれば、あまり力を入れても仕方ないですからね。

この履歴の解析機能さえ終われば、ようやくiKeyboard 3の完成となります。 この一週間は、各部の調整や不具合修正で大変でしたが、今では納得のいく状態で、安定して動作しています。 履歴解析の実装が終わり次第、説明書の作成に取りかかります。 この時に、もう一度全ての動作を再点検して、さらに細かい調整や、不具合修正を行います。 それが終わったら、Webページを作成して、いよいよ公開です。

ゴールデンウィーク明けには公開できるように頑張ります!

2割8割の法則

iKeyboard 3の開発が、後一歩のところで、なかなか終わりません。

世の中には、2割8割の法則というのがあるそうです。 全体の上位2割の存在が、下位8割の存在に影響を与えるんだとか。 だから、2割のコアなユーザーを大事にしましょうというお話です。 でも、ソフト作りの場合は、これとはちょっと違います。 ソフトの8割は2割の時間でできるけど、残りの2割を仕上げるのには、さらに8割の時間がかかってしまうというものです。 これは、残りの2割を仕上げる段階で、それまで気づかなかった8割に気づいてしまうということでもあります。

先週までは、どちらかというとソフトを作ってばかりだったんですが、今週に入ってからは、ソフトを動かすことの方がずっと多くなりました。 抜けていた部分がボロボロ出てきて、それをどんどん埋めていっての繰り返し。 地道な作業であり、いつ終わるかわからない不安もありますが、ひとつボロを埋めるごとに確実に良くなっていくんだと思うと、とても楽しい作業でもあります。

その中で、大きく変わったのが、出題内容です。 iKeyboard 2までは、練習モードで順番通りに入力して、測定モードで順番を入れ替えて入力するようになっていました。 iKeyboard 3では、練習内容を順番と入れ替えの2つに分離して、練習モードと測定モードで、同じ動作をするようにしました。 認知科学的には、順番通りに入力することで記憶を強化し、順番を入れ替えることで記憶の検索を強化するという役割があるんですよ。

また、測定結果の基本的な項目を表示できるようにもなっています。 ただ、総合的な評価の付け方をどうするかで悩んでいます。 iKeyboard 3では、加点項目と減点項目を設けて、得点制にする予定です。 100点を基準にして、成績が悪ければ点数はどんどん低くなりますが、頑張り次第では、いくらでも点数を増やすことができます。 点数に制限をつけないことで、より向上心が出てくるのではないかと期待しています。

お待たせして本当に申し訳ありませんが、そのぶん期待していてくださいね!

後始末は忘れずに!

iKeyboard 3に、入力訂正機能がつきましたよ。

誰だって、失敗はするものです。 でも、その後には、ちゃんと後始末をつけるのが、責任の取り方というものです。 キーボードの入力だって、間違えたらちゃんと訂正するのが筋ですよね。 このアイデア自体は、かなり初期からあったんですが、なかなかそこまで手が回らなくて、ずっと後回しになってたんですよ。 それがついに、iKeyboard 3で実現したわけです。

iKeyboard 2では、間違えた時は1秒間のペナルティが科されて、その間は入力できないようになっていました。 これは、先行して入力してしまった分を取り消す働きもしていたんですが、ちょっとイライラする機能だったことも確かです。 そこで、1秒間という決まった時間の代わりに、delete (BackSpace) キーで、すぐに復帰できるようにしました。 間違えると、赤い大きな×印と共に、deleteキーがピョコピョコ飛び跳ねるので、初心者でもすぐに復帰の仕方がわかるようになっています。

一般的に、タイピングソフトでは、誤入力を減らすことと、入力速度を上げることを目標にしています。 なぜなら、それが数値目標として、最もわかりやすいからです。 iKeyboardでは、そうした数値目標を満たすことではなく、快適なタイピングを実現することを、最終目標としています。 そのためには、まず迷わないこと、次にアフターフォローを適切に行うことが大切だと考えています。

入力を間違えないに越したことはありませんが、人間は誰もが間違うものです。 タイピングに慣れた人でも、うっかりミスをしてしまったり、指先が絡まったりすることがあるものです。 本職のタイピストならともかく、一般の人であれば、そこまでストイックに能力を追求する必要はありません。 大切なことは、キー入力に自信が持てるようになることと、間違えても笑顔で舌を出せるだけの、心の広さを持つことですね。

これ以外にも、多くの機能追加や不具合修正を行っていて、完成度はずいぶん高まってきています。 細々としたものは大体片付けたので、残されたのは、出題内容の見直し、成績表示、履歴機能、サウンド、環境設定とヘルプくらいでしょうか。 出題内容と成績表示で1日、履歴機能と環境設定で1日、サウンドとヘルプで1日と、あと3日あれば完成しそうです。 全てが完成したら、1週間ほどかけて、内部の最適化をしていけたらと考えています。

完成まで、いよいよ秒読み段階です。張り切って頑張るぞ〜!

歴代iKeyboard大公開!

iKeyboard 3のキーボード表示が、ようやく完成形に近づいてきました。

これまで、練習動作に直接関係のない部分は放ったらかしにしていたんですが、それを一気に仕上げてみました。 キーボード両側の装飾キーの大きさを揃えて、ラベルを表示しています。 また、シフトキーの状態も反映するようにしています。 スペースキーも長くなって、手のひらも大きくなっています。 中央の情報表示部分は、位置確認用に表示していた薄い背景をなくして、黒い背景に溶け込ませています。 この宙に浮いた感じが、ちょっとカッコイイと思いませんか?

というわけで、せっかくの機会なので、歴代iKeyboardのスクリーンショットを撮ってみました。 初期の試作品や、評価版1〜3は、対応OSのバージョンが古過ぎて、残念ながら起動させることができませんでした。 それでも、こうして並べて見てみると、iKeyboardの歴史を感じます。


iKeyboard 評価版4(2002年9月16日公開)

この頃には、すでに基本的なキーボードのデザインが完成していることがわかります。 編集キーなどはまだ表示されていませんでした。 中央の情報表示は、キー表示のグラフィックをそのまま使用していましたが、他のキーと紛らわしいという理由で廃止しています。 手のひらと親指が、取ってつけたように平べったくなっているのが可笑しいですね。


iKeyboard 評価版5(2003年3月31日公開)

中央の情報表示と、手の形が改善されています。 この頃は、長時間の練習でも目が疲れないように、背景を少し明るくしています。 その代わり、文字の判別がしやすいように、キーの背景は真っ黒にしてコントラストを高めています。 自動繰り返し機能が初めて搭載され、右側に繰り返し状況を表示するようにしています。


iKeyboard 評価版6(2003年8月29日公開)

キーのサイズが大きくなって、見やすくなっています。 編集キーなども表示されるようになって、ずいぶんキーボードらしくなりました。 それまでのiKeyboardのキーボード表示は、現実のキーボードを再現するのではなく、脳内にあるキーボードのイメージを具象化したものだったんですが、現実の世界に歩み寄った形ですね。


iKeyboard 1.0(2005年7月6日公開)

アップルが白いキーボードを標準にしたことを受けて、iKeyboardも白くイメージチェンジしました。 評価版6でメニューが複雑化し過ぎた反省から、練習メニューと練習動作の組み合わせを整理して、シンプルな構成にしています。 その一方で、繰り返しの設定を自由に行えるようにして、利用者にとっての扱いやすさを追求しています。 ただ、アルファベット練習ではキートップが表示されなくなるなど、練習の難易度は高くなっています。


iKeyboard 正式版(2006年5月18日公開)

メニューは階層表示になり、左から右への流れが確立して、スムーズに設定ができるようになっています。 iKeyboard 1では省略されてしまったローマ字入力が復活して、新たにかな入力もできるようになりました。 それに合わせて、例題表示に繰り返し区切りの表示が追加されています。 ただし、内部的には相当複雑になってしまったため、その反動で、測定結果はグラフ表示のみの単純なものになっています。

このように、iKeyboardには、長年の経験がぎっしりと詰め込まれています。 iKeyboardは、最初に手がけたソフトということもあり、並々ならぬ情熱が注ぎ込まれています。 その情熱が先走り過ぎて、思うように作れなかったり、なかなか完成しなかったり、期待したほど受け入れてもらえなかったりと、苦労の連続でした。 でも、その苦労の甲斐があって、やっと理想的なiKeyboardが完成するんだと思うと、感慨深いものがあります。

完成はもう目前。妥協せずに最後まで頑張るぞ!

サイズが大きくなったよ

iKeyboard 3のウインドウを、1024x768の画面に合わせて大きくしました。

キーボードのレイアウトは、これまで部分的に数字を決め打ちしていたんですが、これを機に、必要なパラメータを与えるだけで、自動的に計算するようにしました。 ただ、キーと指の重ね合わせなど、レイアウトを微調整する必要があるので、ウインドウのサイズを自由に変更できるようにはなっていません。 キーの文字や繰り返し回数も見やすくなって、なかなか良い感じです。 ちょっと面倒な作業でしたが、苦労した甲斐がありましたね。

ウインドウの拡大に合わせて、メニュー部分もデザインを修正しています。 練習項目リストには、「全体」「今日」の練習回数を表示する欄を設けました。 まだ機能はしませんが、練習すればするほど数字が増えていくので、練習する意欲が湧いてくるはずです。 また、繰り返し回数や開始ボタンを大きくして、押しやすくしています。 HelpTextと書かれた部分には、マウスでポイントしたボタンの説明が表示されるようになります。

測定を行うと、ウインドウ上部の表示が切り替わって、測定結果が表示されます。 この時、間違えた文字やキーをマウスでポイントすると、ウインドウ下のStatus Text部分に、入力にかかった時間や間違えた文字が表示されます。 これは、iKeyboard 1で備わっていた機能なんですが、複雑過ぎるという理由でiKeyboard 2で廃止したものの、利用者の要望によって復活させたものです。 自分の癖を知り、対策を練るには、とても良い機能ですからね。

例題表示も、細かい修正をしています。 キーボード表示と同じように、入力中の単語以外は暗く表示して、見やすくしています。 また、繰り返し単位を水色で表示するようにして、繰り返しの範囲が一目でわかるようにしています。 これにより、入力する文字数が増えても、画面がうるさくならずに、素早く現在の入力位置を知ることができます。 これは、iKeyboard 3で初めて採用した方法なんですが、なかなか良い感じです。

iKeyboardもずいぶん進歩したんだなぁ、と思えるように、最後の追い込みを頑張ります!

プロフィール

K-Hyodo

K-Hyodo

鹿児島の30代男性
ただし、万年16歳
ソフトウェア作家を目指す

コメント・拍手は大歓迎!

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