R1という微妙な存在

今日は、確定申告の帰りに、R1で県庁裏を撮ってみました。

身売りの危機を察したのか、日は陰り、寂しげな光景ばかりが目に入ります。 これはもしかしたら、R1の心の叫びなのかもしれないなぁ。 そんなことを考えながら、先日D7で撮ったばかりの、まるで雰囲気の違う散歩道を撮って歩きます。 今回は、コントラストを弱から標準に戻しての撮影です。 もしかしたら、R1でもD7のような迫力のある写真が撮れるかもしれないぞ。

問題のEVFは、思ったより普通に見えています。 ヒストグラムも、下の露出計の目盛りとのズレを覚えることで、うまく対処することができるようになりました。 R1は、情報表示の切り替えボタンが押しやすい位置にあるので、構図を確認する時はヒストグラムを切ることで対応しました。 よしよし、使い手を工夫してやれば、カメラ側の不満なんて、なんとかなるものだよな。

R1の新しい使いこなしに慣れてくると、不思議なことに、日差しが戻ってきました。 お、R1の機嫌が直ったみたいだぞ。 先日、D7で撮った場所をなぞるように、R1で撮っていきます。 あ、そうか。R1は20秒も待たなくていいんだっけ。 R1の軽快さはとても快適なんですが、どうも写真を撮ったぞ!という手応えが感じられないんですよね。 なんだか、淡々と作業を繰り返してるみたいで、だんだん撮る気が萎えていきます。

ああ、せっかくいい感じだったのに、やっぱり駄目か…。 残念ながら、R1との相性は、修復不可能なまでに良くないようです。 確かに、R1の性能は素晴らしいんですが、何というか、カメラが出しゃばり過ぎというか、高性能過ぎるんですよね。 自分で撮ってるというより、カメラが撮ってくれてる感じ。 せっかく撮りたいものを見つけても、どうせ綺麗に撮ってくれるんだろ?みたいに思ってしまうんですよ。 ああ、なんだか凄くひねくれてますね、私。

別に、D7もR1も、撮影の手順に大きな違いはないんですよ。 どちらも、同じだけの手間をかけてるはずなのに、どうしてこんなふうに思っちゃうんでしょうね。 撮れた写真は、文句無しに綺麗です。 コントラストを標準に戻したことで、以前より凄みも出てきました。 でも、どこか線が細くて、すっきりしないんですよね。 どうにも、ナヨナヨ、クヨクヨして、力強さを感じないんですよ。 そう、あまりにも繊細過ぎて、力強さが決定的に足りないんです。

R1のローンは払い終わってるし、そろそろハッキリさせた方がいいのかもしれないなぁ。

R1の撮影が楽しくないワケ

DiMAGE 7を買い戻してつくづく感じるのは、D7での撮影はとても楽しいということです。

D7で撮影を存分に楽しんだ後、R1に持ち替えると、R1の性能の高さに驚かされます。 レンズも大きいし、グリップも大きい。 各スイッチの配置もいいし、操作性も抜群です。 EVFも、D7とは比べ物にならないくらい精細で、色も正確、情報量も豊富です。 こんなに高性能で素晴らしいカメラなのに、どうして撮影が楽しくないんだろう? D7とR1を撮り比べてみて、その理由がやっとわかりました。

その理由とは、R1は露出が非常に読みにくい、ということです。 R1は、EVFも上部の回転液晶も、どちらもTN液晶パネルを使っているようで、視野角が非常に狭く、覗き込む角度が少しずれただけで、暗くなったり白っぽくなったりしてしまいます。 D7のEVFは、粗くて歪みも大きいのですが、どんな覗き込み方をしても、明るさは常に一定で、正確に露出を読むことができます。

私がEVF搭載のデジカメにこだわるのは、撮影時に正確な露出を知ることができるからに他なりません。 それなのに、R1では、このEVFの最大の利点を活かせないんですよ。 R1では、ヒストグラム表示を表示させることもできるんですが、目盛りがついていないので、ヒストグラムの山が露出のどの辺りなのか、見当がつきにくいんです。 せっかく、そのすぐ下に露出メーターがついているんですから、これに合わせて表示してくれたら良かったのになぁ。

しかも、このヒストグラム、画面の右下の隅に表示されるので、構図の確認がとてもしづらいんですよ。 私の場合、写真の構図で大事なのは、まずど真ん中、次に四隅なんです。 R1では、露出は正確に反映されないし、ヒストグラムは読みにくいし、構図も確認しづらいしで、とてもストレスが溜まってしまうんです。 D7では、ヒストグラムが下辺の中央に表示され、さらに画面中央にはAFの測距ポイントが十字線で表示されているので、ヒストグラムと露出の関係がとてもわかりやすいんです。

私の大好きな木漏れ日写真は、明暗差が激しいために、カメラの自動露出はアテになりません。 少しでも露出がずれると、すぐに白飛びしたり、暗くなり過ぎてしまいます。 つまり、私の木漏れ日写真は、露出を正確に知ることのできるEVFあっての写真だったんです。 D7やA1など、信頼できるEVFを持ったカメラがあったからこそ、切り開くことのできた世界だったんですね。

R1に替えてから、なぜか写真を深く撮り込まなくなって、カメラ任せの自動露出でお気楽スナップを良く撮るようになったのは、こうした違いを、無意識のうちに体が敏感に感じ取っていたからなんでしょうね。 圧倒的な高性能ながら、撮影を楽しめず、写真に味がないR1。 猛烈に癖が強くて、扱いは非常に難しいものの、撮影が楽しく、ツボにはまると素晴らしい写真になるD7。 電機メーカーとカメラメーカーの違いは、こういう形で出てくるんですね。

う〜ん、これはR1との離婚の危機かも?

木陰のホワイトバランスに悩む

慈眼寺公園は、私のお気に入りの場所なんですが、とても撮影の難しい場所でもあります。

慈眼寺公園には、たくさんの木々が生えていて、ほとんどの地面は木陰になっています。 そして、わずかな木漏れ日と、豊かに流れる水の流れが、とても美しいのです。 ところが、こうした木陰では、ホワイトバランスがうまく合わずに、なかなか思い通りに撮れないんですよね。 A1には日陰の設定があったんですが、R1にはありません。

R1では、晴天→曇天→フラッシュの順番で色温度が高くなるようなので、このフラッシュを日陰代わりに使ってきたんですが、ちょっと赤みが強過ぎるんです。 かといって、曇天もどうも違うようだし、やっぱりカスタムホワイトバランス(CWB)を取るしかないかなぁ。 でも、このCWBの取り方が、またうまくいかないんです。 本物のグレーカードは値段が高いし、写真用の印刷用紙やコピー用紙、厚紙やレジ袋なども試してきましたが、どうも使い勝手が悪いんですよね。

そんなことを考えながら、コンビニの店内を見て回っていると、ちょうど良いものが見つかりました。 それは、子供用のマスクです。 これなら、値段も80円と安いし、透過光を計測できるし、伸縮自在で必要ない時は指に引っ掛けておくこともできます。 おお、これは良いものを見つけたぞ! 早速、慈眼寺公園で、AWB、晴天、曇天、フラッシュ、CWBで撮り比べてみました。


AWB 晴天

   曇天 フラッシュ

CWB

入口の橋のたもとでは、マスクのCWB効果は抜群で、岩や地面が漂白されたように真っ白けになっています。 ただ、見た目の雰囲気とはずいぶん違います。 雰囲気が近いのはAWBと晴天で、曇天とフラッシュはちょっと赤みが強過ぎます。 ちなみに、今日は雲ひとつない青空。 ということは、木陰でも晴天がそのまま有効ということなのでしょうか。


AWB 晴天
   曇天 フラッシュ

CWB

湧き水の流れを追いかけるように、植物の葉が覆っています。 AWBは若干青みがかっていますが、晴天が良い感じです。 曇天とフラッシュは、やっぱり赤みが強いですね。 肝心のCWBはというと、これだけ全くの別物になっちゃいました。 そういえば、A1のAWBだとこんな感じの紫っぽい色になってたっけ。 そう考えると、R1のAWBはなかなか優秀なようです。


AWB 晴天
   曇天 フラッシュ

CWB

ところが、薄暗い池では、R1のAWBも紫っぽい色になってしまっています。 やはり、木陰はAWBにとっては鬼門のようです。 ここでは、晴天と曇天が良い感じで、フラッシュはやっぱり色が濃過ぎるような気がします。 意外なことに、ここではマスクのCWBが健闘していて、一番良い色になっていました。 う〜ん、この違いは一体なんなんだろう?


AWB 晴天
   曇天 フラッシュ

CWB

少し開けた神社前でも、CWBが良い結果を出していました。 AWBは青っぽく、晴天はわずかに緑っぽく、曇天、フラッシュになるにつれて、緑被りが強くなっていきます。 ただ、フラッシュの緑色は嫌いじゃないなぁ。 CWBでは、緑被りもなく、地面もちゃんと茶色になっています。 それにしても、CWBでこんなにバッチリ撮れているのに、どうしてバラツキが出るんだろう?

思い当たるのは、マスクの使い方です。 今回は、レンズの前にマスクを被せて、そのまま被写体にレンズを向けてCWBを測定していました。 つまり、マスクの透過光を測定したことになり、被写体を光源として見なしていたことになります。 正しくは、被写体を照らしている光の方を向いて、CWBを測定しないといけなかったんです。

神社の写真は、たまたま背景に光源となる空と葉が入っていたので、正確に測定できたというわけですね。 池の写真も、水面に反射した光を測定したので、うまくいったのでしょう。 意外だったのは、晴天とCWBの違いがほとんどなかったことです。 一般的な色温度としては、晴天5,500K、曇天6,000K、フラッシュ6,500K、日陰7,000Kなので、木陰は晴天よりも高い温度になると思っていたのですが、CC指数が違うだけなのかも?

今日は撮り比べだけで精一杯だったので、本格的な撮影はまた今度。

R1でいくぜ!

久し振りに、R1を磨いてやりました。

実は、アメフラシ撮影の時についた泥汚れが、ズームリングにずっとついたままだったんですよ。 アメフラシが去年の春のことなので、一年もの間、放ったらかしにしていたことになります。 レンズだけは適当に拭いてましたが、どれだけR1が大切にされていなかったかが良くわかります。 どうして磨く気になったかというと、AdobeRGBの撮影結果に大満足したからなんです。

R1は、EVF搭載のハイエンド・コンパクトとしては最強にして最後のモデルになるだろう、ということで、モデル末期の値崩れした時期に衝動買いしてしまったカメラなんです。 ちょうどA1が故障して、代わりのカメラが欲しかったのもあったし、大型センサー搭載カメラへとステップアップしたかったというのもありました。 でも、R1というカメラに惚れ込んでR1を買ったわけじゃなくて、最も条件に合ったカメラがR1しかなかったんですよね。

残念ながら、デジタル一眼レフが一般化したことで、このクラスのカメラは激減してしまいました。 今でも頑張っているのは、富士フィルムのFinePix S100FSくらいです。 そういう意味では、R1を買っておいて良かったわけですが、買ってはみたものの、どういうわけか、あんまり好きになれなかったんですよね。 頭でっかちで、持ちにくくて、プラスチックのボディは軋みやすくて安っぽくて、モノとしての魅力に欠けていたんです。

カメラとしては十分過ぎるくらいの性能だったんですが、魅力がないから、どうしても扱いが雑になります。 カメラバッグに入れるときは、レンズキャップは外しっぱなし。 一応、保護フィルターはつけていますが、D7やA1では考えられなかったことです。 本体が汚れようとお構いなしで、写りさえ良ければそれでいいやってなもんです。 冷たいようだけど、その性能の高さを利用しているだけで、愛着がさっぱり湧いてこなかったんです。

それが、昨日AdobeRGBで撮ってみて、突然愛着が湧いてきたんです。 AdobeRGB比98%の液晶モニタを使うようになって、sRGBの色空間がいかに狭いかを思い知らされました。 そして、目の前には、AdobeRGBよりもずっと大きな、実に鮮やかな世界が広がっています。 この世界を写真にするには、R1の力が必要だ。 DiMAGE 7も良いカメラだったけど、やっぱりカメラは撮れた写真で評価しないとな。

そういうわけで、じっくりとR1を磨いてやったわけですが、不思議なもので、相手がカメラでも、スキンシップを図ることで、どんどん愛着が湧いてくるんですね。 なんだか、これまでずっと冷たくあしらってきたことが、申し訳なく思えてきました。 購入して一年半が経って、今頃愛着が湧いてくるなんておかしな話ですが、これからはもっと丁寧に扱ってやろうと思います。

そういうわけで、これからよろしくな、相棒!

R1のAdobeRGBはスゴイ!

今日は、D7なんかに負けるかと、R1が頑張ってくれましたよ。

昨日の記事を書いた後、冷静になって考えてみたんですが、改めてR1で撮った写真を見直してみても、画質自体はやっぱり悪くないんです。 いや、これで悪いなんて言ったら罰が当たっちゃうくらいです。 これまで、ずっとsRGBで撮ってきたんですが、今はAdobeRGB比98%という液晶モニタRDT261WHがあります。 AdobeRGBで撮ってみて、もう一度R1にチャンスをあげてもいいんじゃないかな?

運良く、今日は快晴。 空気は冷たかったですが、日差しはとても暖かです。 少し歩くと、いつの間にかずいぶん春らしくなっていることに驚きます。 自然と、心が浮き浮きしてきて、撮りたい気持ちも高まってきます。 そうなってしまうと、カメラのことなんて気にならなくなりますね。 R1は重いし、グリップの感触もイマイチだけど、いちいちそんなことを気にするなんて時間の無駄というものです。

ただ、写真を撮り始める前に、ホワイトバランスの調整だけは行いました。 今日は快晴なので、普通なら晴天モードにするものですが、場合によっては青被りしてしまうことがあるので、曇天モードにした方が色乗りが良いことがあるんです。 今回は、そらが真っ青だったからか、曇天よりも晴天の方がすっきりして良い感じでした。 D7を使っていた頃は、晴天だけしか使っていなかったので、当たり外れが大きかったのかもしれませんね。

このところ、空や夜景を撮る時は晴天、日向を撮る時は曇天、木陰を撮る時はフラッシュというのが、R1でのホワイトバランスの法則になっていたんですが、青空と雲の比率に応じて晴天と曇天を使い分けた方が良さそうです。 R1は、EVFも背面モニタも、青みが強いので、見比べながら決めてしまうと、どうしても赤っぽくなってしまうんです。 AdobeRGBで撮ると、さらに色も薄くなるので、さらに判断が難しくなってしまいます。 この辺りは、経験でカバーするしかありませんね。

こうして撮れた写真の数々は、もう「文句なし!」の一言です。 実は、DiMAGE 7Hiを買い直してRAW撮りして、DiMAGE Viewerに細工してD7風味を出そうかと考えていたんですが、どうやらその必要はなさそうです。 AdobeRGBにしたからか、緑の蛍光色っぽい安っぽさがなくなったような気がします。 R1の使いこなしも板についてきた感じなので、もっと可愛がってあげないといけませんね。

それでもやっぱり、DiMAGE 7も手元に置いておきたいんだよなぁ。

見た目通りの緑を撮ろう

写真を撮っていて困るのは、なかなか見た目通りの色が出ないことです。

デジカメでは、ホワイトバランスを設定することで、色合いを変えることができます。 一般的に、太陽光の色温度は5,500K、曇天は6,500K、日陰では7,500Kとされています。 色温度は、温度が低い方が赤くなり、高い方が青くなります。 つまり、曇天を太陽光の設定で撮ると、実際よりも青く写ることになります。 逆に、太陽光を曇天で撮ると、赤っぽく写ることになります。


太陽光

曇天

フラッシュ

ホワイトバランスには、色温度の他にも色補正という要素があります。 色温度が青←→赤の調整を行うのに対し、色補正は緑←→赤紫の調整を行います。 一般的に、太陽光や曇天では、赤紫よりの色補正をしていますが、フラッシュでは特に色補正をしないものが多いようです。 そのため、太陽光や曇天とフラッシュを撮り比べると、フラッシュの方がより緑が濃く写ります。


太陽光

曇天

フラッシュ

太陽光、曇天、フラッシュで撮り比べてみると、面白いことがわかります。 太陽光では、青空が偽物臭い青になり、植物の緑が青被りして生気がなくなっています。 曇天では、青空が程良い青になり、植物の緑もだいぶ顔色が良くなっています。 フラッシュでは、青空がややくすんだ色になりますが、植物はほぼ見た目通りの色になっています。 この結果を見る限りでは、晴天でも曇天にして撮った方が自然な色で撮れるようです。


太陽光

曇天

フラッシュ

そして、日陰や植物を撮りたいのであれば、フラッシュが一番良いようです。 彩度を上げるとギラギラとした色調になってしまいますが、フラッシュだと色に深みが出る感じです。 これで、私のR1は、色再現:スタンダード、彩度:低、コントラスト:低、シャープネス:低、WB:曇天/フラッシュ、という設定になりました。 R1は、EVFで撮影しながら色合いを確認できるのが良いですね。

そういうわけで、これからの写真の色合いの変化を楽しみにしていてくださいね。

被写体との間合い

R1を手にしてから、写真の撮り方が、ずいぶん変わりました。

いや、正確には、変わらざるを得なかった、と言った方が良いでしょう。 それまで使っていたA1は、35mm換算で28〜200m、一方、R1はというと、24〜120mmなんです。 広角側が広がったのはいいんですが、望遠側が半分近くも減ってしまったわけです。 A1は、200mmの望遠マクロを使えば、小さな花でもかなり大きく撮ることができましたが、R1のマクロは、お世辞にも便利とは言えない代物で、残念ながら、気休め程度にしかなりません。

この写真も、もしA1の望遠マクロを使っていれば、中央の桜の花だけを切り取ることができたでしょう。 そんな悔しい想いを何度も繰り返しているうちに、ふと、あることに気がつきました。 もし、もっと強力な望遠マクロが使えれば、もっと花を大きく、背景もすっきりさせることができるかもしれない。 でも、そうやって花だけを写しても、単調でつまらない写真になってしまうんじゃないかなぁ。

それが花であれ何であれ、ただそれだけを凝視するということは、めったにありません。 人の目は、ある一点に集中しているつもりでも、それ以外の周囲の様子まで、一緒に見ているものです。 たくさんあるうちの中で、なぜそこに注目したのか。 それは、周囲の状況とは違う何かが、そこにあったからです。 その何かだけを撮るのも面白いんですが、その何かを説明する撮り方をした方が、ずっと説得力のある、面白い写真になるんですよ。

上の写真で、私が何に注目したのか、あなたにはわかりましたか?

闇を撮るか、光を撮るか

今日もまた、R1でご近所写真を撮ってきましたよ。

実は、このところすっかり出不精になっていたので、ちょっとデブ症になっていたんですよね。 体力もずいぶん落ちていて、あんまり長距離を散歩する気力もなかったんですよ。 でも、ここ数日は毎日欠かさず散歩していたので、ずっと歩くのが楽になってきました。 というわけで、今日はちょっと長めの散歩コースを歩いてみることにしました。 久しぶりだったんですが、いろんな景色が楽しめて好きなコースなんですよ。

連日の秋晴れはとどまるところを知らず、今日も見事に晴れ渡っていました。 でも、一口に秋晴れと言っても、午前と午後ではまるで光の具合が違うんですよ。 午前中は青白い光なんですが、正午を過ぎると途端に黄色っぽくなって、午後が深まるにつれてどんどん赤く染まっていくんです。 どの季節でも同じ傾向があるわけですが、秋晴れというのはその変化が特に大きいように思います。

この散歩コースの特徴は、緑が多いところです。 あちこちに畑や空き地があって、そこにたくさんの草木が生い茂っています。 それらの緑が、昼下がりのやや黄色い光を浴びて、キラキラと輝いていました。 この間、A1とR1の発色の違いについて書きましたが、このように十分に光を受けている緑の場合、R1は素晴らしい仕上がりになることに気がつきました。 A1だと色が飛ぶか重くなるかのどちらかだったんですよね。

A1は高輝度領域に余裕がない代わりに、暗部にも情報が豊富に残されていて、いわゆるレンブラント調の印象的な陰影の絵を作ることができました。 R1では、大型センサーのおかげで高輝度領域にずいぶん余裕がありますが、強力なノイズリダクションのせいで、暗部はスカスカです。 小学生の頃、図画の先生をしていた祖母に、影の部分にも良く見るとちゃんと色がついてるんだよ、と教えてもらったことがありますが、そういうことだったんですね。

R1では、レンブラント調の印象的な闇を撮ることはできませんが、より印象的な光を撮ることができるようです。 たとえば、明るい色の花を撮る時、A1では背景や葉の色が暗く沈んでしまい、印象的ながら不自然な仕上がりになっていました。 それが、R1だと、花の微妙な陰影を残しつつ、全体の明るさをより明るく自然な印象に仕上げることができるのです。 つまり、より印象的な光の世界を撮ることができるわけです。

光を光としてどう撮るか。R1の使いこなしに光が見えてきました。

祝!R1復活!

修理に出していたR1がやっと返ってきました。

修理に出したのが9月26日で、キタムラから連絡のあったのが昨日の10月13日だったので、修理に17日間かかったことになります。 3週間ほどかかると言われていたので、予定よりもずっと早かったことになります。 ちなみに、サポートがSONYに移った後にA1を修理に出した時は、3週間ちょっとかかりました。 直接コニカミノルタのテクニカルサポートに送った時は1週間でしたけどね。

修理の依頼内容としては、センサーとファインダーについたゴミを取って欲しいということだったんですが、それ以外の故障箇所が見つかったということで、そちらも直してもらいました。 修理明細には「キャビ マエ ASSY:はがれ」とあり、外装の前面部分を交換したようです。 以前、グリップを強く握るとペコペコして安っぽいなぁと思っていたんですが、これが改善されていました。 でも、やっぱりボディの剛性感はA1にはかないませんね。

R1でも、A1で発見したアスファルトによるCWBを試してみました。 A1ほど劇的な変化はありませんでしたが、プリセットの太陽光よりは、CWBの方が透明感が出ますね。 R1のAWBは安定性が悪いので、同じ構図で撮り直しただけでも色がずれたりします。 また、R1のモニターは、色温度が9,300Kに設定されているようで、見た目よりも青っぽく表示されます。 なので、せっかくWBの微調整ができるのに、それを十分に活かすことができなかったりします。

R1では、彩度とコントラストを3段階で調節できるのですが、どちらもマイナスに設定しています。 カラーモードはスタンダードにしているんですが、それでも鮮やかで軽めの発色をしています。 特に、緑はかなり作っているようで、明るい緑はかなり浮いた発色になってしまいます。 それさえ我慢すれば、とても緻密で美しい画像が得られます。 色の乗り方としてはA1の方が好みなんですが、それ以外の部分ではR1の圧勝ですね。

陰影のつき方も、A1は重く力強い陰影になるんですが、R1は軽くて中身が空っぽの、真空のような陰影になります。 以前使っていたCanon PowerShot A60も、R1と似たような陰影でした。 これがトーンカーブによるものなのか、それともノイズ処理によるものなのか、そのあたりのことははっきりとはわかりませんが、実はA1の方が好みだったりします。 でも、これからR1を使い続けていくことで、私の好みも変わっていくのかもしれません。

これからは、PhotoMaster 2の動作検証を兼ねて、R1で撮りまくるぞ〜!

A1 vs R1 対決道場

ようやくA1が修理から戻ってきました。

というわけで、早速A1とR1を対決させてみました。 久々にA1を手にした感想は、「うわっ、ちっさ〜!」「何これ?見にくい〜!」でした。 とにかくもう、子供と大人くらいに体格が違います。 特にレンズの大きさは圧倒的で、A1が49mm、R1が67mmというフィルター径の違いに現れています。 さらに、同じ23万画素であるはずのEVFも、A1はざらついていて、色やコントラスト再現性も悪く、反応も遅いです。 R1のEVFは非常に見やすくて、もうA1には戻れないかも、なんて思ってしまいました。

気を取り直して、窓の外の風景を撮り比べてみます。 外は、やや薄曇りながら晴れています。 R1では、AWBも太陽光も同じ色になりました。 A1でも、AWBと太陽光は似たような色になったんですが、なぜか青白い。 もしやと思って、カスタムWBを取ってみると、今度はR1と同じ色になりました。 過去のA1写真を調べてみると、やっぱり青白い色をしています。 A1では遠くにある紫色の建物の色がうまく出なかったんですが、その原因はホワイトバランスにあったようです。

A1とR1の写真をパラパラ漫画のように交互に見比べてみると、A1の方が中央部分が膨らんでいることが良くわかります。 また、太陽などの強い光源を入れたには、A1ではそれなりにフレアやゴーストが発生しますが、R1ではほとんど見られません。 A1のレンズも結構優秀だっただけに、R1のレンズは素晴らしいの一言ですね。


R1 太陽光

A1 AWB

A1 太陽光

A1 CWB

さて、今度は室内で、太陽光と蛍光灯のミックス状態でのカスタムWB対決です。 どちらも色合いはほぼ同じですが、R1の方が高輝度部分に余裕が感じられます。 このあたりは、大型センサーを搭載したR1の面目躍如と言ったところでしょうか。 また、画素数の違いによるものなのか、R1は線が細く、A1は線が太く感じられます。 繊細さのR1、力強さのA1という感じでしょうか。

ただ、どちらも1/13s, f3.2なんですが、A1はISO 100、R1はISO 200なんですよ。 上の屋外の写真も、A1がISO 100, 1/1000s, f5.6なのに対し、R1はISO 200, 1/500, f8.0でした。 つまり、A1とR1とでは、同じISO感度でも、A1の方が2倍感度が高いことになります。 R1は最低感度がISO 160ですが、A1のISO 100と同程度の感度しかないのです。 R1は、被写界深度を深く取るためにはA1よりも絞り込まなければならず、おまけに手振れ補正もついていないので、ちょっと残念な結果でした。


R1 CWB

A1 CWB

予想以上に、R1が健闘していますね。A1危うし!

R1で木漏れ日写真

昨日は、多賀山公園に写真を撮りに行ってきました。

私は、新しいカメラを手に入れた時には、必ず多賀山公園に写真を撮りに行きます。 それだけお気に入りの場所だというのもあるんですが、何かと撮影の難しい場所でもあるので、新しいカメラの実力を知るにはちょうど良いからでもあります。 最初に手応えを感じたのはPowerShot A60でマニュアル撮影ができるようになった時で、A1のRAWで撮影した時には、行き着くところまで行ったように感じました。

多賀山公園の撮影が難しい一番の理由は、明暗差がとても激しいからです。 カメラ任せの自動露出で撮ろうものなら、白飛びだらけの失敗写真の山となってしまいます。 その代わり、その光をうまくつかむことができれば、写真ならではの素晴らしく美しい世界を満喫することができます。 そのためには、露出を適切に判断するためのEVFが不可欠です。 最初のうちは明るめに撮ってしまっていたR1ですが、ようやくEVFの癖をつかんで、狙い通りの露出に決めることができるようになりました。

R1の3: 2というアスペクト比にも慣れてきて、従来の4 : 3よりもドラマチックな写真が撮れることに気がつきました。 写真が細長くなるということは、それだけ視線の移動が大きくなるということです。 すると、撮影する時に、今まで以上に被写体の動きを目で追うことになって、それが写真に動きをもたらすようです。 A1で撮った写真と比べると、A1がどっしりとした安定感があるのに対して、R1は流れるような躍動感を感じます。

気になっていたR1の色の軽さですが、木漏れ日写真では、それが良い方に作用しているようです。 確かに、A1にあった重みは感じられないのですが、その代わり、触れることがはばかられるような、ヤバいくらいの神々しさを感じます。 重厚感のA1に対して、神秘性のR1といったところでしょうか。 これは予想していなかった新しい発見で、とても嬉しく思います。

今回、2時間弱で250枚ほど撮ったんですが、バッテリーの残り時間は300分から200分に変わっただけでした。 この表示が正しければ、フル充電で750枚の撮影ができることになります。 電源は入れっぱなしで、パワーセーブモードになることもなかったので、これはすごいスタミナですね。 2GBのマイクロドライブだと、5Mモードで790枚撮れるので、旅行中でも充電なしでメモリーカードいっぱいに撮れることになります。 R1恐るべし!

R1も、いよいよ本領発揮です!これからのR1写真に乞うご期待!

梅雨明け宣言で夏本番

ついに、九州の梅雨明けが宣言されました。

待ってましたとばかりに、今日は朝からとても綺麗に晴れ渡っていました。 私も待ってましたと、R1を片手に近所を散歩することにしました。 外は眩しく、日差しも強かったのですが、日陰に入ると意外と涼しかったりして、なかなか気持ちの良い散歩をすることができました。 いよいよ夏本番。これからが本当に楽しみです。

R1の操作にも少しずつ慣れてきて、サクサクと写真を撮っていきます。 R1は、ライブビューで、色合いや明るさ、ボケ具合を忠実に反映してくれます。 A1でも、色合いや明るさを反映してくれていたんですが、撮る前と撮った後の映像には微妙なずれがありました。 それが、R1では全くと言っていいほどピタリと一致するので、とても気持ち良く撮影することができます。

この間は、EVFが暗くて、ついつい露出を明るめにしてしまっていたんですが、EVFのバックライトの設定を「明」にしてからは、ほぼ狙い通りに露出を決めることができるようになりました。 白い雲の濃淡を残したまま、ここまで葉っぱの緑を明るくすることができるなんて、A1では考えられないことでした。 ただ、今回もAWBで撮ったんですが、青空の占める割合が多いと、若干の青かぶりになるようです。

R1で撮っていて違和感を感じるのが、3 : 2というアスペクト比です。 A1やほとんどのデジカメでは、4 : 3というテレビやモニタと同じ比率なんですが、それよりも上下がわずかに短くなります。 広角が24mmからという画角の効果もあって、まるで映画のような横の広がりを感じます(映画は16 : 9)。 でも、もう少し上下に余裕が欲しいな、と想うこともあり、縦位置で撮ると、妙に細長く感じてしまいます。

R1の画質は、さすがにA1とは別格という感じがします。 より緻密で、艶やかで、瑞々しくなりました。 A1がどちらかというと、油絵っぽい濃厚な色を出していたのに対して、R1は水彩画的な、軽く爽やかな色を出してくれます。 R1は繊細でやや線が細いところがありますが、A1には有無を言わせぬ力強さがあるように思います。 このあたりが、R1とA1を使い分けるポイントになりそうです。

明日は、ホワイトバランスを太陽光にして撮ってみようと思います。

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